気晴らしの巣

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15年目の習慣:スリー・グッド・シングスの効果と長期間の変化

「スリー・グッド・シングス」って知っていますか?

その日のよかったことを3つ、毎日書いていくというストレス解消法なんですが……

実は14年以上前から地味に続いていて、現在も毎日よかったことを3つ書いています。

最近の15年目突入を期に、「スリー・グッド・シングス」書き続けてきて、どんな変化や効果があったのかをふりかえってみたので、このブログでも紹介します。

長期間続けて感じたメリットとデメリットも正直に紹介しているので、「スリー・グッド・シングス」が気になっている方は参考にしてみてください!

 

 

スリー・グッド・シングスについての概要

やり方

「スリー・グッド・シングス」は毎日その日のよかったことを3つ書き出します。

書くものは紙でもいいし、デジタルでもいいみたいです。

わたしは紙の手帳に書き続けています。

 

効果

「スリー・グッド・シングス」の効果をカンタンに紹介します。

  • ストレス軽減
  • 幸福感アップ
  • 自己肯定感アップ
  • メンタルのポジティブ化

と言われているようです。

よかったことを書き続けると、気分がよくなるよーみたいな感じですかね。

 

 

わたしが実際にやっている「スリー・グッド・シングス」について

スリー・グッド・シングス

「スリー・グッド・シングス」を書き続けている期間

2011年にはじめました。
なので、約14年半くらい書き続けていることになりますかね。

10代のうちにはじめて、30代のいまも続いています。

 

書いていること

書いている内容は、個人的に「グッドなこと」

  • よかったこと
  • 楽しかったこと
  • うれしかったこと
  • 面白かったこと

です。

ハッピーなことも、
ラッキーなことも、
ファニーなことも
個人的には「グッド」なことなので、今日の良かったこととして書き続けています。

 

具体的にいうと……

「あのドラマの第4話がおもしろかった(見れてよかった)」
「ネットで理想のランプを発見できた」
「ゴミ箱シュートが6発連続で決まった」
「寝癖発生せず!!」

といった小さいことから、

「いつもと違う道を通ったら捨て猫がいて、飼うことになった」
「ポール・マッカートニーのライブのチケット当たった!!」
「欲しかったギターを手に入れた!!」

といった大きめのことまで、なんでも書きます。

 

書くタイミング

「スリー・グッド・シングス」を書くタイミングは、基本的には夜寝る前です。

パジャマに着替える直前に書いて、一日を締めている感覚ですかね。
「今日はこんなにいいことがあったんだな」と多少客観的にふりかえれるので、一日のいい締め括りになります!!

 

「スリー・グッド・シングス」をはじめた頃は、朝出かける前に書いていました。
前日のよかったことを思い出すカタチです。
気づくと大きめの「よかったこと」ばかりになっちゃって、3つも埋まらず、書くのが難しい日も多かったと記憶しています。

 

 

14年間実践してみての効果と変化

カレンダー

言われている効果や変化はほとんど感じたことがない

「スリー・グッド・シングス」の

  • ストレス軽減
  • 幸福感アップ
  • 自己肯定感アップ
  • メンタルのポジティブ化

については、目に見える効果があったとは思いません。

もともとの気質もあるのかもしれませんが、効果は感じなかったです。

14年も続けているので、多少の効果が発揮されている時期もあったのかも。
だけど、鈍感なわたしにはわかりませんでした笑

 

毎日3つよかったことを書き出して、
「わたしってこんなに幸せなのね!!」
みたいなことを思った日は一度もありません。

書いて自己肯定感を上げられるかと言われると、うーん……むずかしい気がします。

ストレス発散についても、ストレスの元よかったことってベクトルが違うよなーと。
それはそれ、これはこれといった感じ。

ただ、1日の終わりに書くので
「はい、今日も無事に夜」
という感覚は体感できてます。

 

超長期間続けるとただの習慣になってしまう

14年という超長期間続けると、本来の効果はわからないし、ただの習慣になってしまいました。

「スリー・グッド・シングス」は習慣化すると、ほぼ自動的に書けるようになるんですよ。

頭を使って意識的にこなさなくなって、感情を込めずにササッと書けるようになります。
なので、書いた内容に対して次の日には興味をなくします。

これは長期間続けてきた弊害なのか、それとも自分の性格によるものなのか……笑

以前に比べると、気合いは一切入っていません。

 

書くこと自体にストレスはある

慣れるまでは「書かねば」とストレスになることは多々ありました。

いまは長期間書き続けて、クセのようになっているからいいんです。
習慣になる前、最初の半年~1年くらいは、ただただストレスでしかなかったですもん。

そして、長期間書き続けると、日によってはひねり出す作業になることも多くなります。
そのたびに「ちょっと大変なことを始めてしまったな……」と後悔することもありました笑

ちなみに面倒くささは15年目を迎えてもたまにあります。

 

寝るためのスイッチにはなった

夜眠る前に「スリー・グッド・シングス」を書くという行程が、寝るためのスイッチになるという変化はありました。

始める14年前までは眠れない夜も多くて、一睡もしないまま学校やバイトに行っていたんです。

だけど、「スリー・グッド・シングス」を書くようになってからは、
「今から眠ります」
という合図
になっているのか、寝る前に余計なことをしなくなりました。

一日の締め括りの行動としてカラダが覚えてくれたようで、スマホを見たり、運動したりといった刺激を受ける行動は慎めています!!

 

人に気を使えるようになった

「スリー・グッド・シングス」を書き続けていくうちに、人に気を使える人間にほんのちょっとなれた気がします。

これも変化の一種かな?

自分が当たり前のようにずっと続けていると、日々接している人の中にも「スリー・グッド・シングス」を書いている人がいるかもと思うことが多くなったんですよね。

その人にとっての「よかったことになりうる事象」の邪魔にはならないでいようとか、役に立っているならいいなぁと思うことも増えました。

なので、14年前の自分より、若干気は使えるようになったんじゃないかなと。
自分がおもってるだけで、相手はどうなのかわかりませんけどね笑

 

 

「スリー・グッド・シングス」を書くメリット・デメリット

メリット・デメリット

メリット

メリット①フラットな気分で1日を終えられる

「スリー・グッド・シングス」を夜書く場合、フラットな気分で1日を終えられます。

ネガティブな気分で夜を過ごしていても、その日のいいことを思い出していくうちに、「たしかに今日はこんないいことがあったな」と自覚できます。
何かあってもプラスマイナス0って思えるんですよ。

そして、そのままベッドに入れば、フラットな気分のまま寝られるという。

良いことがありまくった日は、そりゃあイイ気分のままいられますが、ネガティブ傾向な日には助かる習慣だと思いますね。

とくにモヤモヤした夜、寝るためのスイッチが欲しいときには役立ってくれることが多いです!!

 

メリット②自分が「イイ」と感じる分野がわかってくる

「スリー・グッド・シングス」を書き続けていくと、自分がいい気分になれる物事のジャンルを知れるんですよ。

自分のアンテナの方向がわかるというか。

「コーヒーをあのカップで飲むとカフェ気分になって癒される」とか、
「あのサッカー選手みたいに左足からピッチ(職場)に入ると気持ちがシャキッとする」とか。

頻繁に読み返さなくても、こんな感じのこと前も書いたよな……
と思うことは、自分にとって毎回「良かった」と思えることでもあります。
なので、好きを発見しやすいです。

自分にとっての精神安定剤的な存在になってくれるものも見つかることがあります!!

 

デメリット

デメリット①面倒くさい

最大のデメリットはやっぱり面倒くさいということ。

事実を思い出してバーッと書くんじゃなくて、その日の「よかったこと」という情報を選択して書かなければいけないので、結構面倒くさいです。

そもそも書く習慣がないのなら、さらに面倒だと思います。

毎日のルーティンのどこかに入れ込んで、サラッとこなす感じじゃないと「面倒くさ……」とやめてしまうかもしれません、

 

デメリット②読み返しても参考にはならない

「スリー・グッド・シングス」は未来の自分から見たら、参考になる部分はほとんどないです。

数年後に「スリー・グッド・シングス」を書いた手帳を見ても、まったくと言っていいほど参考になりません笑

読み返しても、当時ほどの感動はないので、「ふーん」くらいで終わります。

いろんな感情や事実を書いた日記やスケジュール帳の方が、圧倒的に未来の自分を助けてくれる印象があります。

なので、「スリー・グッド・シングス」は未来の自分というより、現在の気分をどうにかするためのものという付き合い方がいいかもなと思います。

 

 

14年以上続けている「スリー・グッド・シングス」をふり返ってみて

今回ふりかえってみて、だいぶなぁなぁにこなしてきたことを実感しました。

慣れってこわいです笑

 

「スリー・グッド・シングス」は、

自分にとっていかに良かったことがあったのかを意図的にふりかえれる手段

になっているのは実感しています。

夜眠る前のスイッチになっているし、
おそらく人に気を使えるようになってきたし、
やってて良かったことも多いです。

やめるという選択肢はいまのところありません。

 

ただ、14年書いてきてダラダラと超長期間書き続ける意味をあまり感じませんでした。

超長期間書いて下手に習慣化すると、ただこなしているだけ感が強くなります。

 

もし「スリー・グッド・シングス」を始めるなら、最初から半年や1年とか期間を決めての挑戦の方が効果を感じやすいし、モチベーションも維持しやすいかもしれません。

最近気分が乗らないなぁという時や
ちょっとした刺激や気分転換をしてみたい時に、
短期間でやってみる方が気持ち的にラクなんじゃないかなと。

自分にとって意味がある期間を探ったうえで実行すると、言われている効果を感じやすいのかもしれません。

まぁ長期間、やる気を維持できるのが1番ですけどね。

 

ただ、短期感だろうが超長期間だろうが、ストレス軽減等は感じにくくても、「毎日のいいことを」書き続けているという積み重ねが自分を助けてくれることもあります。

自分の好きな傾向が見えてきて、自分の知らない一面に出会えることもありますからね!!

 

いろいろ書きましたが、今回14年続けてきた「スリー・グッド・シングス」をふり返って、ココに改めて書いて、だいぶ反省点も見えてきました。
わたしも今後はただこなすんじゃなくて、毎日気持ちを込めて、新しい自分を自然と見つけられるように書いていこうとおもいます!!